この時期によくある声
- 卒業したあと、毎日どこで過ごすの?
- 働ける?働けない?どう見きわめる?
- 年金はもらえるの?
- 親がいなくなったあとが心配
- 一人暮らしやグループホームは?
「働く」も「通う」も、途中で変えられます。まずは本人が安心して通える場所をひとつ見つけることから。
この時期の流れ
- 高校2〜3年卒業の前
卒業後の行き先を見学する
特別支援学校や高校の進路担当と相談しながら、就労移行支援・就労継続支援(A型・B型)・生活介護・自立訓練などの事業所を見学します。現場実習を通して本人に合う場所を見つけていきます。企業への就職を考えるなら、ハローワークや障害者就業・生活支援センターも早めに。
相談先:学校の進路担当/相談支援事業所(計画相談)/ハローワーク・障害者就業・生活支援センター
- 18歳になったら制度の切り替え
大人の障害福祉サービスに切り替える
放課後等デイサービスなどの子どもの制度は終わり、障害者総合支援法のサービスに変わります。市区町村の障害福祉の窓口で申請し、サービスによっては「障害支援区分」の認定を受けます。相談支援事業所が「サービス等利用計画」を作ります。手続きには時間がかかるので、卒業の半年前には動き始めます。
相談先:市区町村の障害福祉の窓口/相談支援事業所(計画相談)
- 20歳になったら収入
障害基礎年金を請求する
20歳前から障害がある人は、20歳になったときに障害基礎年金を請求できます(本人の所得による制限があります)。年金事務所や市区町村の年金の窓口へ。医師の診断書が要るので、誕生日の少し前から準備します。あわせて、特別児童扶養手当は20歳で終わり、要件を満たせば特別障害者手当などに変わります。
相談先:年金事務所・市区町村の年金の窓口/市区町村の障害福祉の窓口
- 暮らしの場本人のペースで
住まいと、親なきあとを考える
実家で暮らす、グループホームに入る、支援を受けながら一人暮らしをする。どれも選択肢です。グループホームは見学や体験入居ができるところが多いです。お金の管理や契約が難しいときは、成年後見制度や社会福祉協議会の日常生活自立支援事業を相談できます。「親なきあと」の話は、元気なうちに相談支援事業所や親の会で少しずつ始めると気持ちが楽になります。
相談先:相談支援事業所・基幹相談支援センター/社会福祉協議会/親の会・家族会
日中の過ごし方のおもな選択肢
就労移行支援
企業などで働くことを目指す人のための訓練と就職活動の支援。原則2年間。就職したあとの定着の支援もあります。
一般就労を目指す就労継続支援 A型・B型
支援を受けながら働く場。A型は雇用契約を結んで最低賃金以上、B型は雇用契約なしで工賃を受け取ります。
B型は年齢の上限なし生活介護
常に介護が必要な人が日中を過ごす場。食事や入浴の支援と、創作や生産活動があります。障害支援区分3以上が目安。
送迎がある事業所も自立訓練・一般の就職
自立訓練は生活や体の力を高める期間限定の訓練。企業に直接就職するときは、ハローワークの専門窓口や障害者就業・生活支援センターが仕事と生活の両面を支えます。
組み合わせて使えるこの時期に使える制度
障害福祉サービス(障害者総合支援法)
生活介護・自立訓練・就労移行支援・就労継続支援・グループホームなど。市区町村の障害福祉の窓口で申請し、相談支援事業所が利用計画を作ります。
出典:厚生労働省「障害福祉サービスの内容」障害基礎年金(20歳前の傷病)
20歳前から障害がある人が、20歳になったときに請求できる年金。本人の前年の所得による支給の制限があります。年金事務所へ。
出典:日本年金機構「20歳前の傷病による障害基礎年金にかかる支給制限等」障害者就業・生活支援センター
仕事と生活の両面をまとめて支える相談機関。全国に340か所(2026年4月)。就職の準備から、働き始めたあとの相談まで。
出典:厚生労働省「障害者就業・生活支援センターについて」制度の細かい条件は自治体で違います。このページは「こういう制度がある」と知るためのもので、申請の前に必ずお住まいの窓口で確かめてください。
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