ヘルプマーク をもっと活用しよう!日々を安心して過ごすために

1.ヘルプマークを活用してますか

ヘルプマーク は、サポートが必要なことを周囲に示し、サポートを受けやすくするための目印です。
ヘルプマーク のことや活用方法などをまとめてみました。

ヘルプマークとは
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。
ヘルプマークの配布や優先席へのステッカー標示等を、平成24年10月から都営地下鉄大江戸線で、平成25年7月から全ての都営地下鉄、都営バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーで開始し、さらに、平成26年7月からゆりかもめ、多摩モノレール、平成28年12月から、都立病院へと拡大して実施しています。
また、平成26年7月から民間企業への働きかけも実施しています。
ヘルプマークを身に着けた方を見かけた場合は、電車・バス内で席を譲る、困っているようであれば声をかけるなど、思いやりのある行動をお願いします。
東京都福祉局より引用

2.ヘルプマーク の入手方法

2-1.配布先から入手

ヘルプマークは、各都道府県の指定の窓口で入手できます。配布場所は自治体によって異なりますが、市役所や区役所、保健所、障害者相談センター、公共交通機関の駅などです。東京都の場合は都立病院でも配布されている場合があります。

ヘルプマークを入手するには、本人または代理人が窓口で申し出をするだけで、診断書や障害者手帳などの提示は不要です。ただし、自治体によっては「ヘルプマーク交付申請書」の記入を求められる場合もあります。
各都道府県での配布先などは「助け合いのしるしヘルプマーク」に記載されているページがあったので共有します。

ヘルプマークは無料で配布されていますが、基本的に1人1枚までです。転売など、不正な流用はしないようにしましょう。

2-2.自分で手作りする

ヘルプマークは公式のデザインガイドラインに基づいた手作りも許可されており、予備や、好みのサイズで手作りする方もいます。
マークを活用する際の注意等が書かれたマニュアルはこちらからダウンロードできます。

災害や緊急時の活用について

  • 災害時等、通常の配布場所でヘルプマークを受け取ることが難しい場合は画像をカラーで印刷して使用することもできます。
  • マークは改変しなければ大きさは自由です。

2-3.ショップで入手する

我が家ではこの【のびパス/ヘルプマーク光に反射する パスケース】を支援学校へ通うリュックにつけています。とても便利だったのでこちらも紹介いたします。
下のリンク以外でも色々なヘルプマークが販売されていますよ。

おすすめポイント✔リール部分が伸びる
✔カラナビで装着が簡単
✔光に反射する(交通安全対策)
✔ICカードが入れられる

3.ヘルプマーク はどんな人が対象なの

外見からはわかりにくい困難を抱えている方に向けて作られたマークです。対象となる方の例を紹介します。

対象例1. 身体的な理由で支援が必要な方
2. 発達障害や精神的な支援が必要な方
3. 妊娠中や病気の治療中の方
4. 支援が必要な方
5. 高齢者やリハビリ中の方

「誰かの助けが必要になるかも知れない」と感じたら、ヘルプマークを利用しましょう。周囲もマークの意味を理解することで、社会全体の支援の輪が広がります。

4.ヘルプマーク を身につける利点

支援が必要な子どもがヘルプマークを身につけることで得られるメリットは多くあります。 特に、日常生活の安心感や周囲からのサポートを受けやすくなる点が大きなメリットかなと個人的に感じます。

❶ 周囲に配慮や支援を求められる
ヘルプマークを見た人が、「この子は支援が必要な場合がある」と認識できるため、必要なときに声をかけてもらえるようになります。公共交通機関などでは、優先席を譲ってもらうなどの配慮も期待できます。
❷ 見た目では見えにくい特性を周囲に周知する
発達障害や内臓疾患など、外見からは判断しにくい特性を持つ子どもにとって、ヘルプマークは必要な情報を周囲に示すシンプルな手段です。説明が難しい場合でも、マークを表示することで状況が伝わりやすくなります。
❸ 自分への安心感
「困ったときに周りの人に助けてもらう」という安心感が、外出への不安を無意識に、行動の幅を広げるきっかけになります。自信を持って社会生活に参加できるようになると、成長の機会も増えそうですね。
❹ 緊急時の対応がスムーズになる
ヘルプマークと一緒に症状や連絡先を記載したカードを持っておくことで、必要な連絡が迅速に届きます。
❺ 家族や支援者も安心できる
一人で外出する場合でもヘルプマークを身に着けていることで、保護者や支援者は「必要なときに助けてもらえるかもしれない」という安心感を持つことができます。
❻ 意思表示の訓練
学校やコミュニティで「なぜヘルプマークをつけているのか」を説明することで、子どもたちの理解が深まり、いじめ防止や協力的な環境づくりにも役立ちます。また、ヘルプマークを身につけることで「困ったときは助けてほしい」という意思表示の訓練にもなります。

ヘルプマークは、子ども自身の安心感を高め、周囲からの理解とサポートを受けるための重要なツールです。必要なときに適切なサポートを受けられるようにすることで、子どもがより自由に、安心して成長できる環境を整えることができます。また、家族や周囲の人たちにとっても、サポート体制を共有することで不安を軽減できます。

子どもたちの「自立の第一歩」にヘルプマークを身に付けてみてはいかがでしょうか。

5.ヘルプマークの活用ポイント

5-1. 必要な情報を一緒に持ち歩く

東京都では持病や連絡先を記載することができるヘルプカードがあります。カードには、緊急連絡先や必要な支援内容など、手助けしてほしい内容が記載できるようになっているのでヘルプマークと一緒に所持することで保護者や本人の安心につながります。

ヘルプカードとは障害のある人には「コミュニケーションに障害があり、"困った"と言えない人」「困っていることを自覚できない人」もいます。
ヘルプカードは、障害のある人が普段から身に着けておくことで、災害や日常生活で困ったときに、周囲の人に配慮や手助けをお願いするためのカードです

5-2. ヘルプマークをつける位置を工夫する

見えやすい場所(リュックやかばんの外側など)につけると、周囲が気づきやすくなります。

さいごに

ヘルプマーク は支援が必要であることを示し、つけている方が安心して日常生活をおくるのために有効なツールです。
外出時に身に付けることによって積極的に活動範囲が広がると思います。社会にヘルプマークの認知が広がることを願っています。

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