ピクトグラムをご存知ですか?この言葉は知らなくても、見たことがない人はいないと思います。
文字を使わずに人や動作を表すマークのようなモノです。
一番ポピュラーなものはトイレの男女のマークですね。あと、非常口のマークとか。
NPO法人 MERRY PROJECTは「笑顔は世界共通のコミュニケーション」をテーマに、アート・デザインの力でMERRY(楽しいこと、幸せなとき、将来の夢など)の輪を広げるコミュニケーションプロジェクトや様々の活動をしています。
COMUGICO掲載ページ
先日、とあるイベントでMERRY PROJECTの配布する、daijyoubu? may I help you?の文字がカラフルにデザインされた小冊子を入手しました。
様々な手助けを必要とする人と、最適な手助けの方法を一目で理解できるピクトグラムで表現しています。
“障がい者福祉”って言うと、なんだか「重い・暗い」みたいなイメージがありませんか?「障がい=不幸」的な思い込みからくる刷り込みがあるのでしょう。
我々COMUGICOもそんなイメージを払拭するべく、ポップで明るいサイトを意識していますが、MERRY PROJECTは遥かに上を行くポップさです!
まるでアンディ・ウォーホルの作品のような色使いで、見てるだけで楽しい気持ちになります。
単純な図形の組み合わせですが、ピクトグラム人間の気持ちが素直に伝わってくる表現力。
障がいのカテゴリ毎に最適なアプローチを解りやすく解説していて、すぐに実践したくなります。”指さしコミュニケーションシート”も秀逸です。これは使いたくなる!「声かけ・アクション」を促しているMERRY PROJECT代表の水谷さんの思うツボです。
イベントで数回お会いしただけですが、いつも笑顔でとても暖かみのある方でした。
にこやかで正に”MERRY”な水谷さん。
アート✖️福祉を鮮やかに表現する手法に脱帽です!
先日、障害者をはじめとするマイノリティや福祉そのものに対する「心のバリア」を取り除こうと渋谷を中心に開催を続けている展示会の正式名称「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」で水谷さんにお会いした時に撮って頂いた娘とのツーショット!
私の大ファンである「サルサガムテープ」との出逢いをくれたのもMERRY PROJECTが企画・運営していた「渋谷区文化プログラム東京2020パラリンピック競技大会に向けたMERRY SMILE SHIBUYA for 2020」でした。水谷さん、ありがとうございます!!
さて、「声かけ・アクション」のステキなアイテムを手に入れたら、”MERRY”な魔法を発動するだけです。魔法の呪文は「daijyoubu? may I help you?」
英語が苦手な人でも「だいじょうぶ?めい あい へるぷ ゆー?」と唱えれば、きっとみんなHAPPYでMERRYな魔法が使えます。
先日、とある駅前広場で白杖で路面を探っている方を見かけました。
そこには点字ブロックがありましたが、その男性は少し進んでは戻りを繰り返しているようです。
真夏のお昼時で日陰のない炎天下でした。
10秒だってひなたに居たくない状況です。
「だいじょうぶですか?」
MERRY PROJECTの水谷さんがニコッと笑って背中を押してくれたのでしょうか、
いつもは「あんた、行っといで」と私の背中を押す引っ込み思案な妻が、その男性に声を掛けたのです。
その男性はすぐ近くのスーパーに行くつもりが、方向を見失ってしまったとのことでした。
涼しいスーパーまでエスコートし男性と別れた後、妻とお互い顔を見合わせて「ナイスMERRY!」とサムアップしました。
どうやら妻もMERRYな魔法をマスターしたようです。
「さあ、皆の者よ。魔法を発動して街中をMERRYだらけにしてしまえ。」
水谷さんの声が響いています。
● 発行:渋谷区オリンピック・パラリンピック推進課
● 協力:渋谷区障害者福祉課
● 制作:NPO法人 MERRY PROJECT
「daijobu Communication Book」に関するお問い合わせは、渋谷区オリンピック・パラリンピック推進課
☎︎ 03-3463-1849 までご連絡ください。
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