「ダイバーシティの想いを発信する、ワクワクの2日間!」に参加してきました。ダイバーシティ・パークは、いろいろな立場や考え方をもつ人が一堂に会し、そして共存していくためのきっかけ作りになることを願って開催される障がい者スポーツイベントです。
2日目の10/6(日)は前日の季節外れの真夏日と打って変わって朝から雨。日頃の行いが悪いからなのか?
目的のメインは「障がいの有る無しに関わらず、全員海に入れる」サーフクラシック主催のサップ体験コーナー!
小雨の中、NPO法人サーフクラシック代表の中谷正義さん(通称:師匠)に会うことを楽しみにレッツゴー。内心「水にぶち込まれたらかなわないなぁ。」と虚弱体質の私は替えのパンツを密かに妻のバッグに忍ばせました。
小一時間ほどで新宿中央公園に到着。
傘を持って出掛けてると雨が止むジンクスが発動し、雨は上がり日差しが出てきました。
心の中で「雨が上がって晴れたのはオレのおかげ。皆の感謝の視線が痛いぜ」と思っていると、一人の女性が近づいてきました。
「御礼なんて、」と言おうとすると、彼女は「ポップコーン付いてますよ」と親切に教えてくれました。
娘と奪い合っていたキャラメルポップコーンがほっぺたとTシャツに付着していたようです。ポップコーンを取った後は誰の視線も感じなくなりました。
さて、特設プールに向かうと、「オー!久しぶり!」と力強い握手とハグからの羽交い締め。プールでサップ体験の陣頭指揮を執っていたビショビショの師匠のハグで、私はプールにぶち込まれる前にビショビショになりました。ありがとう師匠。
「やってけよ!今ならすぐ乗れんぞ」との指示により、早速特設プールへ。
まずは車椅子をボードにONしたモノに娘を抱えてライドオン!
頭の中ではMAXのライドオンタイムが流れてテンションMAX。「ひっくり返らないのか?大丈夫なのか?」娘のオムツのポリマーが爆発的に膨張するのを想像しながら、師匠に不安な視線を送るも、意味不明な微笑みが帰ってくるだけ。
しかし乗ってみると意外な程の安定感。
「おぉ。気持ちいい〜」
頭の中はいつしか、山下達郎のライドオンタイムがゆったりと流れ始めていました。
ビビリの娘も水面をたゆたう気持ちいい感覚に慣れ、私の膝からボードの上にスタンダップ。
しかし安定しているとはいえ水の上。万が一に備えて娘の腰を支える私。「こ、これは、、、」
私の頭の中に流れてきたのはタイタニックの主題歌、セリーヌの歌声でした。
結論。車椅子サーフィンは超気持ちいい。
新宿で気持ちいいんだから、海の上なら推して知るべし。
「娘だけでも乗れんじゃね?」師匠の次の指令はサップ (Stand Up Paddle)に娘一人でライドオンせよ。
娘のオムツが大惨事になることが確定しました。
意外にも娘は乗り気。師匠のリードに妙な安心感を覚えたらしい。男の人を簡単に信用してはいけないことをもっとしっかりと教えなくては。
不安で一杯な両親を後に水面をゆっくり進むサップボード。真剣な表情でバランスを取る娘。「乗れてんじゃん、、、」
徐々にこちらに視線を送る余裕すら見せる娘。嬉しそうに笑っています。
写真と動画を撮りまくる私達に「親バカ丸出し!」と笑う師匠。
結論。娘にはサップの才能がある。
親が子供を心配しすぎて、可能性を制限してしまっている。それは子供を過小評価していること。我が子に障がいがある場合は特にその傾向があると思う。
色々なことにチャレンジして可能性を広げていく手伝いをすることも親の務めと再認識させてくれたイベントでした。
ありがとう師匠!
各エリアで様々なブースがあり、もっと早くに出掛けて色々回りたかったイベントでした。