フィリピン被災地域の子どものためのご支援ありがとうございました

以前COMUGICOを通じて皆様にお願いした、フィリピン台風被災の御支援について妹より皆様に御礼のメッセージが届きました。

Comugicoにつながってくださっている皆様へ
フィリピンの台風被害のためにご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。遠く離れた地でありながらも心にかけてくださって、親身になってくださったことに本当に心動かされ、支えられました。心より感謝申し上げます!

去る12月17日スーパー台風レイが私たちの住むボホール島(フィリピンの真ん中、セブ島の隣の州です。)を直撃し、北部が特に大きな被害を受けました。特に小さな島々は高潮被害もあり壊滅的な被害を受け、残っている家の方が少ないほどでした。
私たちの住む南部は北部より軽度の被害で済みましたが、自宅は屋根と玄関扉が破損(男性二人が全力で押さえていても風の方が強かった!)、浸水、エアコンが風に押されて落ちてきました。また長期間にわたり水と電気がボホール全土で止まっていました。幸い水道は災害から1ヶ月後に、電力は2か月後に、部分的に復旧し始めました。
「台風が来るとは聞いていたものの、これほどの台風とは」。まさか一夜にしてコンクリートの建物が瓦礫の更地となるような強烈な台風だとは、誰も予想していませんでした。

ようやく道路が通行可能となった台風の3日後、大木が根こそぎ倒れ、荒涼とした景色の中を倒木や電線をかいくぐりながら北部に向かいました。ボートを借りて小さな島に着くと、人々が「水がないんだ」と叫びながら舟に走り寄ってきました。普段、飲み水は舟で本土から買ってくるのですが、舟が台風で壊れてしまったため、水がなくて困っていたのでした。
家も木々も倒れて木陰すらなくなった島で、炎天下、家財道具もろとも流されてしまった自宅の瓦礫の上に座り途方に暮れている人々がいました。
まず飲み水や食料、その後衣料品や釘なども南部から調達して届けました。他の支援団体と連携して浄水器を設置したり、全島民支援も4島でしました。ガソリン、スーパー、銀行などすべて何時間も並ぶような混乱状況の街でどうにか物資を調達し、睡眠返上で北部に行き島々をめぐり、疲れ果てて自宅に帰ると電気も水もないという最初の1ヶ月は、かなり過酷でした。幸い大規模な支援は一段落し、今は緊急支援から長期支援へと移行している段階です。長蛇の列も今は落ち着き、仕事を再開した店も多く、枯れ果てているように見えた木々も新しい緑の芽を出して、風景が少しずつ元のボホールに戻りつつあります。

ご支援、お祈りいただいた皆様に心より感謝申し上げます。おかげさまで4つの島の全家庭(2000軒以上)を含む、多くの方々に皆様の愛を届けることができました。
まだまだ何万人もの人々が屋根のない家で暮らし、電力、水道も復旧中です。復興は長期に渡ることになると思いますので、これからも折に触れて祈っていただければ幸いです。

皆様の暖かいご支援に心より感謝いたします。
こうして時折台風やイスラム国が上陸してくる場所に兄妹がいることに不安が募るばかりですが、自分の信念を貫く姿には尊敬の念も覚えます。
COMUGICOも負けないように頑張ります!

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