4月4日は養子の日。すべての子どもたちの幸せのために

4月4日は養子の日。
こんにちはコムタクです。

〇〇の日はこういう語呂合わせが多い。
安直だとは思うが覚えやすくていいとも思う。

日本財団や民間の養子縁組あっせん団体は2014年から4月4日を「養子の日」として様々な啓発イベントを行っています。

我が家の場合

海外のセレブや有名人がたくさん養子をもらったりする断片的な情報で養子とは「富裕層がカワイソウな子供」を引き取るというのがイメージとしてあるのではないかと思う。

しかし残念ながら我が家はセレブとは掛け離れた経済状態。自分達が食べていくのに精一杯だった。(今でもそうだが。)
そんな我々に娘との縁を取り持ってくれたのは、養子縁組斡旋団体「命をつなぐゆりかご」。
この団体の代表夫妻は我々にとっては正にビッグパパ・ビッグママだ。
御自身も養子の子供達を5人育てながら、日本中を飛び回り実親に育ててもらえない子供達と養父母家庭を数多く結び付けてきた。

片っ端から只マッチングする訳ではなく、そのプロセスには
①説明会参加
②面談
③作文提出
④家庭訪問
と数々のハードルがある。
まず最初は説明会(セミナー)への参加が必須なのだが、あっという間に定員になってしまい、先の先まで予約が埋まっていた。

実際に我々が参加した時も広いホールは切実に養子を望む人達で満員であった。
養子を望む人達は、実はたくさんいるのだ。
代表夫妻は多くの希望者の中からその子どもにとってベストと確信できる家庭を引き合わせる。
開催場所は全国各地。

子どもたちにより適した家庭をマッチングするために門戸を広く取りたかったのだと思うが、代表夫妻は大変だったはずだ。

説明会では代表の穏やかでユーモア溢れる語り口の随所に揺るぎないポリシーが語られる。

“ご両親の要望は、性別・国籍・障がいの有無など一切考慮しない”
“マッチングについては代表の独断によって決める”
“早いもの勝ちではない。タイミングじゃないと感じたら何年でも待って頂く”

全ては基本的かつ重要なルール「その子供にとってベストな選択をする」ためなのだ。
当然のことと思うかもしれないが、実は養子縁組のプロセスで養育家庭の”希望”が入り込みがちなのだ。
「できれば男の子を」とか「見た目は日本人の子が」、「障害児はちょっと、、」など。

「自分で産む時は男女の産み分けや障害の有無は選択できません。養子だから選択できるっておかしいと思いませんか?
特別養子縁組は実子を迎えるということなのですよ。」

代表の言葉だ。

予め説明会や面談でこの説明に納得した方々でも、いざ特別養子縁組をする子どもに障がいがあると、躊躇してしまう家庭が多いと代表は肩を落としていた。

独自のネットワークで事情のある子どもの情報を得るとすぐさま現地に向かう。
緊急性の高い事案も多いのだ。
1人の子どもとひとつの家族の運命を決定付けてしまうという重責を代表夫妻は一身に背負う。
ものすごい使命感と行動力が無ければとても務まらない。

仕事は子どもと養父母を引き合わせて終わりではない。
乳幼児であった我々の場合は沐浴の仕方やミルクの飲ませ方を教わり、役所での手続き、児童相談所とのやりとりから法的に家族となるまで(約1年)何かとケアをしてもらった。
同じように障害を持つ子どもを養子にもらった他のご家族との繋がりもつくってもらい、とても心強かった。
その後も子どもたちや養父母が困っていないか、何かと気にかけてくれる。
ご自宅兼事務所でのバーベキューに招いて頂いた時は本当に楽しく嬉しかった。

「措置解除決定通知書」「審判確定証明書」が届いたときのブログです。

制度について

養子縁組や里親制度については様々な規制や基準があり、法律で定められたものの他に自治体毎に決められたものもあり、現在も改変されつつある。
まだ確立されてないのだ。

「養子=不幸な子ども=デリケートな問題」
このステレオタイプなイメージのため、なるべく触れずに放置されていたのではないだろうか。

養子縁組に対してもっと認知を広げていくことが大切だと思う。
そのためにももっとハードルを下げてもいいのではないか。
ハードルの一つに年齢がある。

養父母の年齢制限について国の法律として制限があるわけではないが、地方自治体では独自に制限している場合もある。
年齢による制限は女性の社会的地位が向上し、出産・子育てが高齢化している現状を反映しているとはいえない。
仕事で力を発揮し、邁進する時期と一般的な出産・育児のタイミングは重なるのだ。
女性の社会進出と少子化対策が二律背反になってしまっている。
ようやく仕事が一段落し、養育ができる環境になっても、年齢の規制によってその機会が失われてしまうし、実子の育児が一段落した夫婦が養子を迎えたいと思った時にもタイムアップということなる。

また、一人親や共働き家庭も養育家庭に不向きとする風潮もある。
“完璧で余裕ある家庭でなければ養子を迎えることができない”というイメージが根強いのではないか。
我々のように共働きで低収入であっても、養子を迎えることによって、ようやく”家庭”を成立させることができる場合もあるのだ。

今後の養子縁組

日本では少子化が加速しているが、世界的には人口増加が進んでいる。
そして世界には飢饉や紛争で苦しんでいたり、亡くなったりする子どもも沢山いる。
そんな子ども達を対象にした国際的な養子縁組や里親制度を国家的なプロジェクトとして拡充させてはどうだろう。
日本の少子化も緩和するし、何より世界中の子どもたちを苦しみから救える。
島国日本の純血ってそんなに執着するほどのことでは無いと私は思う。
国政を担う方々が、世論の顔色をうかがい、耳障りの良い”女性の社会的地位向上”を唱えつつ、少子高齢化対策をやっている風を装っているようにしか見えないのは私だけではないはずだ。
日本と世界の未来(=子ども)のために是非、上記の「国家プロジェクト」を実現させてほしい。”純血“にこだわり国民がいなくなってしまう前に。

COMUGICOは支援の必要な子どものために立ち上げました。
障害はもちろんのこと、社会的養護が必要な子どもたちも当然対象としています。
まだまだ何も成し遂げていない団体ですが、将来的には全ての子どもが幸せになれる世界を願っています。
社会的養護が必要な子どもたちに対してCOMUGICOに何ができるのか、今後もずっと考えていきます。

養子に余り興味がない人も「4月4日(よーし)」の日は少しだけ養子縁組に興味を持ってくれるとCOMUGICOはすごく嬉しいのです。

 

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